本文へ移動
フィリット・コンサルティング

Ctrl / ⌘ + K でも開けます

2文字以上入力すると検索します。

    Philit

    Philosophize IT — 私たちの考え方

    「Philosophize IT」は、技術を思想から考えるという弊社の姿勢を表す言葉です。何を作るか、どう作るか、いくらかけるか。ベンチャーの意思決定の一つひとつを、先進性・UX・コストパフォーマンスの三つの軸で考えます。

    技術を思想から考える

    ベンチャー・スタートアップにとって、技術は目的ではなく手段です。しかし、手段の選び方が事業の速度と限界を決めてしまうことも事実です。どの技術を選ぶか、どこまで作り込むか、何を作らないか。こうした判断には、流行や慣習ではなく、事業の目的から導かれる一貫した考え方が必要です。

    弊社はその考え方を「Philosophize IT」と呼んでいます。お客様の事業が何を目指し、誰にどんな価値を届けるのかを起点に、技術的な判断の理由を言葉にして共有します。理由が共有されていれば、状況が変わったときに判断を見直すことができ、社内のチームにも引き継げます。

    判断の軸は三つです。先進性、UX、そしてコストパフォーマンス。それぞれが意思決定のどの場面で効くのかを、以下で説明します。

    先進性 — 何を選ぶかの場面で

    技術選定の場面では、先進性を重視します。ただし、新しいものを使うこと自体が目的ではありません。新しい技術を選ぶ理由は、少人数でより多くのことを実現できる、運用の手間が少ない、ユーザー体験の水準を上げられる、といった事業上の利点があるからです。

    一方で、先進的な技術には情報の少なさや変化の速さという不確実性があります。弊社は、その技術で解ける課題と、まだ枯れた技術のほうが安全な部分を分けて考えます。生成AI、コンテナ、モダンなフレームワークといった選択肢を、用途に応じて組み合わせ、「なぜこれを選んだのか」を必ずお伝えします。

    先進性は、将来の選択肢を広げるためのものです。今日の速度と、一年後の拡張のしやすさの両方を満たす構成を目指します。

    UX — どう作るかの場面で

    設計と実装の場面では、UX(ユーザー体験)を判断の軸にします。機能が揃っているかではなく、初めて使う人が迷わず目的を達成できるか、使い続ける理由があるかを問います。

    スタートアップのプロダクトは、ユーザーに「もう一度使う」と思ってもらえなければ成り立ちません。だからこそ、画面の見た目を整える前に、ユーザーが誰で、どんな場面で、何を成し遂げたいのかを調査し、体験の流れを設計します。スマートフォンでの利用、表示の速さ、アクセシビリティも体験の一部です。

    UXへの投資は、獲得したユーザーの定着率という形で事業の数字に表れます。弊社がUXデザインと開発を同じチームで行うのは、設計の意図を実装まで途切れさせないためです。

    コストパフォーマンス — いくらかけるかの場面で

    予算と範囲を決める場面では、コストパフォーマンスを判断の軸にします。安さそのものではなく、投じた費用に対して事業がどれだけ前に進むかを問います。

    弊社は、投資対効果の得られないシステムはご提案しません。検証に必要な最小限の範囲から始め、ユーザーの反応を見てから広げる。すでにあるサービスで十分な部分は作らない。頻度の低い例外処理は人に残す。こうした判断を、見積の段階で一緒に行います。

    開発工程への生成AIの活用や、運用コストを抑えたインフラ構成も、同じ考え方の延長にあります。同じ予算でより多くを実現し、同じ機能をより少ない費用で届けることが、ベンチャーの資金を事業の成長に振り向けることにつながります。

    生成AIをどう使うか

    弊社は生成AIを、開発工程とプロダクト機能の両方に積極的に活用しています。開発工程では、設計の下書き、コードの生成とレビュー、テストの作成、既存コードの解析、ドキュメントの整備にAIを組み込み、エンジニアは判断と確認に時間を充てます。プロダクトの機能としては、チャット、要約、分類、示唆の抽出といった用途で、大規模言語モデルを組み込む開発を行います。

    ただし、AIを使うこと自体を目的にはしません。AIで解くべき課題か、従来の仕組みで十分か、人が担うべきかを最初に見極めます。AIが生成したものは必ず人がレビューし、テストを通してから納品します。品質の責任は人が負う、という原則は変わりません。

    AIは、先進性・UX・コストパフォーマンスの三つの軸すべてに効く道具です。だからこそ、思想を持って使うことが大切だと考えています。

    「アテナイの学堂」のこと

    トップページに掲げているのは、ラファエロ・サンティが1509年から1511年にかけてバチカン宮殿に描いた壁画「アテナイの学堂」です。時代も立場も異なる哲学者や数学者たちが、一つの広間でそれぞれに議論し、書き、作図している場面が描かれています。

    中央で語り合うプラトンとアリストテレスは、片方が天を指し、もう片方が地に手のひらを向けています。理念から考えるか、現実から考えるか。どちらが正しいという絵ではなく、両方が同じ場所に居ることが描かれた絵です。

    弊社が「Philosophize IT」と名乗るのは、技術の議論もこうありたいと考えるからです。理想の構成と、今の予算と期日。あるべき設計と、動いている既存システム。立場の違う意見が同じ場所で交わされ、なぜそう判断したのかが言葉として残ること。それが、あとから見直せる開発につながります。

    この作品は著作権の保護期間を満了しており、パブリックドメインです。

    ベンチャーの未来を支援する

    弊社の使命は、Webテクノロジーでベンチャーの未来を支援することです。事業の立ち上げ期には、限られた資金と時間の中で仮説を検証できるプロダクトを。成長期には、増える利用者と変わる要件に耐える基盤と体制を。そして、外部に頼らずに自社で開発を続けられる状態を。

    一つの案件を納めて終わりではなく、事業の段階が変わるごとに関わり方を変えながら、経営者・事業責任者の方と同じ方向を向いて考える。それが弊社の望む関係です。技術に関する疑問や迷いがあれば、どの段階からでもご相談ください。

    あわせて読む

    まずは、いま考えていることをお聞かせください

    アイデア段階でも、要件が固まっていなくても構いません。先進性・UX・コストパフォーマンスの観点で、次の一手を一緒に整理します。ご相談・お見積りは無料、通常1営業日以内にご返信いたします。

    無料で相談する

    資料の添付は、送信後に届く受付メールへの返信でお送りいただけます。

    初回相談は無料(30分・オンライン)
    企画書がなくても相談できます

    無料で相談する