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フィリット・コンサルティング

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    Philit

    料金の考え方

    弊社に一律の料金表はありません。費用は作る範囲と工数によって案件ごとに大きく異なります。ここでは、3つの関わり方(スポット相談・月額チーム・機能単位)の使い分け、見積の構成、見積に必要な情報、そしてAI活用で工数を抑える考え方をご説明します。

    3つの関わり方

    弊社との関わり方は、事業の段階と要件の固まり具合に応じて3つから選べます。

    比較の観点スポット相談月額チーム機能単位
    契約の形単発の相談準委任契約請負契約
    対価の対象相談の時間月ごとの稼働時間成果物の完成
    向いている段階プレシード〜すべての段階プレシード〜シード(要件が動く時期)シリーズA以降、または範囲を確定できる作業
    典型的な用途壁打ち、他社見積のセカンドオピニオン、技術選定の相談MVP開発、リリース後の改善、内製化支援決済連携、既存システムの移行、範囲の明確な機能追加
    途中の仕様変更—優先順位を入れ替えて対応範囲と費用を見直して合意

    一つの案件の中で組み合わせることも、段階が変わるときに切り替えることも可能です。どれが適しているかはヒアリングのうえでご提案します。社内で先に方針を固めておきたい場合は、契約形態の選び方シートの判断シートが使えます。

    準委任と請負 — 何に対してお支払いいただくか

    二つの契約形態の違いは、対価が何に対して支払われるかにあります。ここを押さえておくと、見積書の金額が何を意味しているのかが読めるようになります。

    論点準委任契約請負契約
    対価の対象業務の遂行(稼働そのもの)完成した成果物
    支払いの条件取り決めた稼働が行われたこと検収を通ること
    完成の義務負わない(専門家として適切に業務を進める義務を負う)負う
    仕様の前提進めながら決めていける契約時点で確定していることが前提
    仕様が変わったとき次の稼働分の優先順位を入れ替える範囲・金額・納期を合意し直す
    予算の見方月ごとの稼働時間の上限で管理する総額を先に確定する

    準委任は「完成しなくてもお金を払う契約」ではありません。何にどれだけの稼働を充てるかを毎月決め、その結果を確認したうえで次を決める進め方です。稼働時間の上限を決めておけば、費用の見通しは立ちます。請負は総額が先に決まる安心感がある一方、検収の基準を契約時に言葉にできていなければ、完成したかどうかの判断そのものが揉めごとになります。範囲が固まっていないのに請負を選ぶと、変更のたびに交渉が必要になり、かえって進みが遅くなります。

    どちらが有利ということではなく、仕様がどこまで固まっているかで適する形が変わります。契約書で確認したい条項は契約形態の選び方シートに、ソースコードの権利とリポジトリの移転時期はソースコードの権利の確認事項にまとめています。

    一般的な情報であり、個別の事案は専門家・所管官庁にご確認ください。

    スポット相談 — 単発の壁打ち・セカンドオピニオン

    作るべきか、どう作るべきか、他社の提案や見積が妥当か。こうした「決める前」の問いに、開発を担当するエンジニアが単発でお答えする関わり方です。まずは30分の無料相談からお受けし、より深い検討が必要な場合に有償のスポット相談をご案内します。

    • 向いている段階: プレシードからシリーズA以降まで、すべての段階。特に、社内に技術責任者がいない時期
    • 決めること: 相談したいテーマ、判断したい期限、共有できる資料の範囲(企画書や他社見積など。なくても構いません)
    • 向かない場合: 継続的な実装や運用が必要な場合。判断の相手ではなく手を動かす体制が必要なら、月額チームか機能単位をご検討ください

    相談の結果、弊社への発注が不要と分かることもあります。その場合もその旨を正直にお伝えします。相談の前に論点を絞っておきたい場合は、関係者と決裁の地図やフェーズごとの意思決定リストで「今どの判断が止まっているのか」を書き出してみてください。

    月額チーム — 準委任契約。要件が動く時期向け

    月ごとの稼働時間を決め、その範囲で優先順位を毎月見直しながら開発を進める関わり方です。ユーザーの反応を見て方針を変えることが前提のスタートアップ開発では、この形が多くなります。稼働時間の上限を決めておけば、費用の見通しを立てたまま柔軟に進められます。

    • 向いている段階: プレシード〜シード。仮説検証のためのMVP開発、リリース直後の改善、内製化に向けた伴走
    • 決めること: 月ごとの稼働時間(上限)、定例の頻度、優先順位を決める担当者、予告期間と終了条件
    • 向かない場合: 作る範囲と検収条件が最初から明確で、総額を先に確定したい場合。この場合は機能単位のほうが予算管理がしやすくなります

    毎月の稼働の使い道を確認する観点は週次デモの確認シートに、リリース後にどこまでを稼働に含めるかの線引きは保守範囲の確認シートにまとめています。

    内製化の段階では、弊社の稼働を徐々に減らし、社内チームへの引き継ぎと技術顧問としての伴走に移します。

    機能単位 — 請負契約。範囲と検収を確定できる時期向け

    作る機能の範囲と検収条件を見積時に確定し、総額を決めて開発する関わり方です。決済連携や既存システムの移行のように、要件がはっきりしている作業に向いています。

    • 向いている段階: シリーズA以降、または段階を問わず範囲を確定できる個別の作業
    • 決めること: 対象機能の範囲、検収条件、納期、範囲外の要望が出たときの扱い(見積の見直し手順)
    • 向かない場合: 仮説検証の途中で要件が変わる時期。変更のたびに範囲と費用の合意が必要になり、かえって遅くなります

    改善は月額チームで継続しつつ、範囲の明確な大きな機能や移行作業を機能単位で切り出す、という組み合わせが現実的です。契約の考え方はアジャイル開発と契約でも解説しています。検収の基準を先に言葉にしておくために、検収テストの項目シートを契約前にご覧いただくことをおすすめします。何をもって完成とするかが決まっていれば、請負の利点が生きます。

    一般的な情報であり、個別の事案は専門家・所管官庁にご確認ください。

    見積の構成要素

    弊社の見積りは、次の要素の積み上げで構成されます。

    要素内容
    工数作業に必要な時間。設計・UX・開発・テスト・インフラ構築・移行・ドキュメント作成などを作業項目ごとに見積もります
    単価工数1単位あたりの金額
    実費クラウド費用、ドメイン、外部サービスやAIサービスの利用料など、第三者へ支払う費用

    見積書には作業項目ごとの内訳を記載します。どの作業にどれだけの工数がかかるのかが分かるため、範囲を削る・後回しにするといった調整がしやすくなります。見積の段階で、作業項目ごとに「検証に必須」「あると良い」「今回は見送り」を一緒に仕分けし、ご予算内で効果の大きい構成をご提案します。他社の見積を読み解く際の考え方はMVP開発の費用相場にまとめています。

    何が費用を動かすのか

    「案件により異なります」だけでは、ご自身で見積りを調整できません。弊社の見積りで工数が増える方向に効く要因と、抑える方向に効く要因を挙げます。ご予算に収まらないときは、この一覧を見ながらどこを動かすかを一緒に決めます。金額そのものは案件の内容と規模により異なるため、ここでは向きだけをお示しします。

    工数が増える方向に効く要因

    要因なぜ増えるか
    画面と権限の数画面ごとに設計・実装・テストが発生します。管理者・一般利用者のように権限が分かれると、組み合わせの分だけ確認が増えます
    外部サービスとの連携決済、認証、通知などは、正常系だけでなく失敗したときの処理と、相手側の仕様変更への備えが必要になります
    既存データの移行旧システムやExcelのデータに重複や表記ゆれがあると、変換規則の検討と検証に時間がかかります
    対応する端末と環境の幅PCとスマートフォンの両方、古いブラウザ、複数の言語などは、実装よりも確認の工数が増えます
    非機能要件の水準停止できない、応答が速い、監査の記録が必要といった要件は、構成の複雑さとして効いてきます
    判断の待ち時間確認待ちの間に文脈を思い出し直す手間が発生し、準委任では稼働として現れます

    工数を抑える方向に効く要因

    要因なぜ抑えられるか
    初回に作る範囲を絞る最も確実に効きます。検証に必須でない機能を次の段階に回すと、設計・実装・テストのすべてが同時に減ります
    既製サービスを使う決済、メール配信、認証、問い合わせフォームなどは、作らずに組み合わせるほうが早く、運用も軽くなります
    最初は人手で回す頻度の低い処理や例外処理は、システム化せず運用で受けるほうが安く済むことがあります
    決裁者と返答期限を決めておく待ち時間が減り、手戻りも減ります。費用にも期間にも効きます
    実データを早めに見せていただく移行の落とし穴を設計段階で見つけられます。実装後に判明すると作り直しになります
    判断の基準を先に決めておく「あると便利」を見送る判断が速くなり、範囲の膨張を防げます

    範囲をどこで切るかはMVPの範囲を決めるチェックシート、範囲・期日・費用のどれを固定するかは範囲・期日・費用の優先順位シート、非機能要件の水準は非機能要件の確認シートで整理できます。ご予算の上限から逆算する場合はランウェイから逆算する開発予算もご覧ください。

    他社の見積と並べて比べるとき

    複数社から見積りを取ることは、弊社としても歓迎です。ただし総額だけを並べても比較にはなりません。見積りの差は、多くの場合「値段の差」ではなく「範囲の差」だからです。必要な作業が入っていない見積りは、その時点では安く見えます。

    前提を揃えるために、次の順で確認することをおすすめします。

    1. 同じ範囲定義を全社に渡したか: 口頭の説明だけでは、各社が想像した範囲が食い違います。作るものと作らないものを箇条書きにした1〜2枚があれば十分です
    2. 見積りの形式を揃えて依頼したか: 総額一式の見積りと、作業項目ごとに工数と単価が分かれた見積りは比べられません。内訳を出せるかどうか自体も判断材料になります
    3. 総額を作業費・実費・保守に分解したか: 実費は事業の成長に応じて増え続けます。保守費が書かれていない見積りは、ゼロではなく「未定」として記録してください
    4. 抜けている作業がないか照合したか: 要件整理、画面設計、テスト、インフラ構築、外部連携、打ち合わせの時間、公開後の不具合対応。これらの記載の有無を各社で突き合わせます
    5. 契約形態と支払い条件を揃えて見たか: 請負と準委任では同じ金額でも意味が違います。着手金の比率が高い見積りは、資金繰りへの負担が前倒しになります

    そのうえで、各社に同じ質問をして答え方を比べてください。「他社より安い(高い)理由として、どの作業項目の差が大きいと考えますか」「この工数はどのような前提で計算していますか」「想定より時間がかかった場合、費用はどうなりますか」「この範囲から削るとしたら、どこを勧めますか」。金額の根拠を説明できるかは、開発が始まった後に工数の議論ができる相手かどうかにそのまま表れます。

    書き込みながら進められる形にしたものが相見積もりの比較シートです。契約前に確認しておきたい観点は開発パートナー選定で確認する15の質問にまとめています。どちらも弊社にお使いいただいて構いません。同じ質問にお答えします。

    AI活用で工数を抑える考え方

    弊社は生成AIを開発工程に組み込み、設計の下書き、コードの生成とレビュー、テストの作成、既存コードの解析、ドキュメントの整備にかかる時間を短くしています。エンジニアは、要件が正しく満たされているか、ユーザーにとって分かりやすいかの判断に時間を充てます。

    その結果、同じ予算でより多くの機能を、同じ機能をより短い期間でご提供できます。ただし、AIの出力は必ず人がレビューし、テストを通してから納品します。品質を落として安くするのではなく、手を動かす時間を減らして品質の確認に集中する、というのが弊社の考え方です。

    削減の程度は案件の性質によって異なるため、数値でのお約束はしていません。見積の内訳の中で、AI活用を前提とした工数としてお示しします。

    お見積り依頼時にご用意いただきたい情報

    次の情報があると、より正確な見積りをお出しできます。すべてそろっていなくても構いません。分かる範囲でお知らせください。

    1. 事業の概要と目的: 誰の、どんな課題を、どう解決する事業か。検証したい仮説
    2. 想定するユーザー: 最初のユーザーは誰か、どんな場面で使うか
    3. 既存の資産: 既存のプロダクト、コード、デザイン、データ、契約中のサービスがあれば
    4. 必要な機能のイメージ: 箇条書きや参考にしているサービスで構いません
    5. 希望する時期: リリースしたい時期、資金調達や出展などの節目
    6. ご予算感: 上限の目安があれば、その範囲で実現できる構成をご提案します
    7. 開発体制の見通し: 社内にエンジニアがいるか、将来の内製化を考えているか

    1〜4を1枚にまとめる形式として要件を1枚にまとめるシートを、複数社に同じ内容を渡す場合の書き方として小さく始めるRFPの型をご用意しています。どちらも弊社への提出用ではなく、社内で書くためのものです。

    ご相談とお見積りは無料です。お打ち合わせはオンラインで行います。

    料金に関するよくあるご質問

    見積りは無料ですか?

    無料です。課題整理から提案書・見積書の作成までは費用をいただきません。ご契約後に作業を開始します。

    料金の目安を教えてもらえますか?

    作る範囲と工数によって案件により大きく異なるため、一律の目安はお示ししていません。ヒアリングのうえで作業項目ごとの内訳を記した見積書をお出しします。ご予算の上限があれば、その範囲で実現できる構成をご提案します。金額の向きを先に知りたい場合は、ページ内の「何が費用を動かすのか」で増える要因・抑える要因をご覧ください。

    予算に収まらなかった場合、どこを調整できますか?

    初回に作る範囲を絞ることが最も確実です。次に、決済やメール配信などを既製サービスで代替する、頻度の低い処理を当面は運用で受ける、対応する端末や環境の幅を絞る、といった調整が効きます。見積書は作業項目ごとの内訳になっていますので、どの項目を次の段階に回すかを一緒に決められます。

    他社の見積りと比べたいのですが、相談してもよいですか?

    構いません。他社の提案や見積りへのセカンドオピニオンも、スポット相談としてお受けしています。比べる前に前提条件を揃えていただくと判断しやすくなりますので、ページ内の「他社の見積と並べて比べるとき」と、相見積もりの比較シートをご覧ください。

    準委任契約では、成果物が完成しなくても費用がかかるのですか?

    準委任契約は業務の遂行(稼働)に対する契約のため、完成の義務は負いません。ただし何にどれだけの稼働を充てるかを毎月お決めいただき、結果をご確認いただいたうえで次を決める進め方をとります。稼働時間の上限を決めておけば費用の見通しは立ちます。完成と検収を支払いの条件にしたい場合は、範囲を確定して請負契約をご検討ください。

    株式やレベニューシェアでの支払いは可能ですか?

    原則として現金でのお支払いをお願いしています。個別のご事情はご相談ください。

    支払いのタイミングはいつですか?

    契約時に取り決めます。準委任契約では稼働月ごとの精算、請負契約では検収完了後の一括、または着手時と検収後の分割が一般的です。ご希望があればご相談ください。

    月額のチーム契約は、途中でやめたり稼働を減らしたりできますか?

    できます。契約時に取り決めた予告期間をもって、稼働時間の変更や終了が可能です。事業の段階に合わせて関わり方を変えることを前提にしています。

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