- 読み
- にめんしじょう
- 英語
- Two-sided Marketplace
- 別名・関連
- ツーサイドマーケット、マルチサイドプラットフォーム、両面市場
なぜ重要か
二面市場は、いったん両側の参加者が十分に集まると、後発が追いつきにくい強い競争優位を築けます。しかし立ち上げ時には、売り手がいなければ買い手が来ず、買い手がいなければ売り手が来ないという「鶏と卵」の問題に直面します。この構造を理解せずに進めると、どちらの側にも価値を届けられないまま資金を消耗しがちです。マッチングサービス、フリマ、スキル提供、宿泊や予約の仲介など、多くのスタートアップがこの形態に該当します。
事業・開発の実務での意味
立ち上げの定石は、まず一方の側に集中し、限られた領域や地域で密度を高めることです。想定例:特定の職種と特定の地域に絞って提供者を先に確保し、その供給が見える状態にしてから利用者を集める、といった進め方です。片側には当初、手作業で価値を届けることも珍しくありません。
収益モデルは、取引ごとの手数料、提供者側の掲載料や月額料金、利用者側の有料オプションなどが代表的で、どちらの側から、どの時点で対価を得るかが設計の要になります。
開発面では、二種類の利用者それぞれの登録と審査の導線、検索とマッチングの仕組み、取引の安全を担保する決済や評価の仕組み、運営側の管理画面が必要になり、設計の要素が多くなります。Webシステム開発では、こうした構造を踏まえて優先順位を整理します。
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監修: フィリット・コンサルティング株式会社公開