- 読み
- ひきのうようけん
- 英語
- Non-functional Requirements
- 別名・関連
- 品質要件、非機能要求
なぜ重要か
機能の一覧は自然に議論されますが、「何人が同時に使っても止まらないか」「夜間に落ちたら誰が直すか」「個人情報をどう守るか」といった条件は、決めないまま進みがちです。決めなかった条件は、開発側の判断で自動的に決まります。一方で、最初からすべてを高い水準で満たそうとすると、検証に必要のない部分に資金と時間を使うことになります。大切なのは、事業フェーズに応じて「今どこまで決めるか」を意識的に選ぶことです。
事業・開発の実務での意味
MVPの段階で最低限決めておきたいのは、次のような項目です。
- 想定する利用者数と、その規模で普通に使える応答速度
- 個人情報や決済情報を扱うかどうかと、その保護の方針
- データのバックアップの有無と、消えた場合の復旧の考え方
- 障害が起きたときに誰が気づき、誰が対応するか
逆に、大規模な負荷への備えや冗長化は、検証結果を見てから投資したほうがよい場合が多くあります。ただし、後から強化しやすい作りにするかは最初の設計で決まるため、「将来必要になる可能性がある条件」も開発パートナーに伝えておきます。Webシステム開発では、こうした段階に応じた線引きを一緒に決めていきます。
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監修: フィリット・コンサルティング株式会社公開