- 読み
- ピーオーシー
- 英語
- Proof of Concept
- 別名・関連
- 概念実証、実証実験
なぜ重要か
新しい仕組み、とくに既製のAI APIを組み込む構想では、やってみないと分からない部分が残ります。そこを確かめないまま本開発に入ると、途中で前提が崩れたときの損失が大きくなります。PoCは、その不確かさを小さな費用と期間で先に潰すための工程です。
逆に、目的を決めずに始めると「動くものはできたが、次に何を決めればよいか分からない」という状態に陥ります。これがいわゆるPoC止まりです。PoCで重要なのは、作る前に「何が分かったら進む・止めると判断するか」を決めておくことです。
事業・開発の実務での意味
確かめる対象は、技術的に動くかだけではありません。実務では次の三つに分けて考えると整理しやすくなります。
- 技術の検証:想定した精度や応答速度が出るか
- 業務の検証:現場の手順に無理なく組み込めるか
- 経済性の検証:かかる費用に対して見合う効果があるか
範囲は最小限に絞り、合格ラインは開始前に決めます。判断に使わないデータを集めても意味がないため、北極星指標のように何を見るかを先に定めておくと迷いが減ります。またPoCで作ったものは、そのまま本番に使える品質ではないことが普通です。本番化には非機能要件の作り込みが別途必要になると考えてください。
想定例:問い合わせ対応の一部をAIに任せたい場合、まず過去の問い合わせの一部分だけを対象に、どの程度正しく仕分けできるかを試し、現場が確認に要する手間まで含めて判断する、という進め方があります。弊社のAI活用開発では、確かめる範囲と合格ラインの設計から一緒に取り組みます。
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監修: フィリット・コンサルティング株式会社公開